飛行機苦手克服の第一歩 機長が書いた本を読むと安心できます
飛行機のコクピットでなにが行われているか?
自分はこのブログでも説明している通り飛行機の揺れが嫌いです。
自己分析をすると、色んな要素が加わってるので原因がこれだ!というのが特定できないのもあると思います。
嫁は逆に肝が据わってるというか墜落したら生存絶望的なんだからしょうがないじゃんと逆に結構な揺れでもぐっすり寝ています。
エアポケットという空間は存在しない
今回おすすめする本は、JALでジャンボジェット常務時間世界一にもなった元パイロット杉江 弘さんの著書 ジャンボと飛んだ空の半世紀です。
飛行機に多く乗っていると揺れがあった時、通ぶって’エアポケットに入ったみたいで揺れたんだよね~’と言ってみたりしますが、パイロットが使う気象マニュアル等エアポケットという言葉は無い言葉なのだそうです。
エアポケットってなんなの?
一言で言うと乱気流(Air Turbulence)です。
飛行機が飛んでいる高度で目に見えない上昇・下降気流で、年に数回それが原因(気流に入って)でけが人が発生して近くの空港に緊急着陸したというニュース見ることがありますね。
ちなみに海外の飛行機のパイロットアナウンスでもエアポケットとは聞いたことは無く、Turbulenceで揺れてるよとアナウンスされているのは聞いたことがあります。
何でそんな言葉使うの?
自分もあまり深く考えず使ってましたが、著者が調べたところ広辞苑にも記載されているそうですが、既に広く一般的に普及してるので特に全否定指定してる訳ではく、パイロットの意見としてそういう言葉は使わないよと述べております。
確かに水平飛行中にいきなり下にストンと下がるとなんかそんな空間がある様に思っちゃいますけどね。
飛行機苦手な方へのおすすめポイント
いきなりエアポケットの話をしましたが、この本では各章後にあるコラムが2ページほどありエアポケットはそのコラムの一部です。
各章はもっと深い内容になっております。私もそうですが最初に飛行機が苦手な色んな要素があるというものの一つに、自分でコントロールできない恐怖があるという事です。
そこでじゃあ普段パイロットはどういうことしてるの?どんなこと考えてるの?という事になりますが、日常生活ではパイロットの友人・知人がいる人は別ですが分らないですよね。
今回は飛行機苦手でパイロットへの思考に興味がある方へのおすすめの本です。もちろんパイロット全員まったく一緒の考えではないと思いますが安全への取り組みは一緒だと思いますので。
今まパイロットが書いた本読んだことないなと言う方は是非!
おすすめポイント
- 緊急事態の実体験
- 安全に対する考え
- 飛行機の操縦解説
が書いております。今はそんなこと起きないですが、他航空機とのニアミスや日本の航空会社として初着陸した時の話。
景色がきれいという事で航路を変更したアメリカ上空の話などもちろんそれ以外にもCAさんとのチームワークや飛行機とUFOの事にも触れております。
またエアラインランキングに対するコメントもあったり今までだとちょっとタブー的なところにも触れていて面白かったです。
まとめ
既に現役を引退されている方ですので、当時の状況から変わっている部分(機材の進化やテロへの対策等)も多々あると思いますが普段パイロットの人ってこういう事考えて飛行機操縦されている人もいるんだなと思いました。
次回飛行機乗って似たような場面を体験した時にパイロットの人とかはこういう事やってるんだったよなと思い出すのもいいと思います。またコクピットからの絶景写真等もありますので目でも楽しめる一冊です。
自分としてはこの本を読んで今までより少し飛行機乗る恐怖心が和らぎました。でもまだ怖いんですけどね。
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